少林寺拳法の組織

宗道臣によって創始された、「教え」と「技法」と「教育システム」を兼ね備えた“少林寺拳法(SHORINJI KEMPO)”は、金剛禅総本山少林寺、財団法人少林寺拳法連盟、禅林学園、少林寺拳法世界連合、SHORINJI KEMPO UNITYの5つの組織によって普及されています。少林寺拳法グループは、2005年4月に制定した新たな統一マーク・ロゴのもと、各法人・団体が連携・融和をはかりながらその独自性を生かして、世界で一つの“少林寺拳法(SHORINJI KEMPO)”として社会教育活動を展開しています。

金剛禅総本山少林寺は、少林寺拳法による身心一如の修行をもとに「自己確立」「自他共楽」の道を究め、日々の暮らしに生かすという独自の宗風をもつ教団です。金剛禅は、人間が宇宙の大いなるはたらきを宿す“可能性の種子”であることを信じ、その可能性を開花させながら、お互いを尊重し合い、手をとり合って平和で豊かな社会を実現していこうと説いています。日本各地のおよそ2,000の道院では、子どもから高齢者まで、世代を超えて楽しく修行にいそしんでいます。
本山:香川県仲多度郡多度津町本通3-1-48
東京別院:東京都豊島区北大塚2-17-5

財団法人 少林寺拳法連盟はそれぞれの地域の公民館、体育館で、スポーツ少年団やカルチャーセンター、地域の道場といった地域型活動や、幼稚園・小学校・中学校・高等学校・専門学校・大学など、学校のクラブ活動として、また、官公庁、民間企業など、職域のクラブ活動として少林寺拳法を普及しています。こういった中で、男女を問わず、誰でも、いつまでも、楽しく、幅広い年齢層で親しめる少林寺拳法を通じて、豊かな人間性を涵養(かんよう)し、体も心も養う、「体と心の健康づくり」をしています。
本部:香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59
東京事務所:東京都豊島区北大塚2-17-5

 1956年、宗道臣の真のリーダーづくりの夢を実現させるために禅林学園は誕生しました。以来、社会に貢献できる人材育成に力をそそいできましたが、2002年4月からは、広く少林寺拳法の教育を社会に普及させるために、少林寺拳法の経験、未経験の枠にとらわれることなく、中学校卒業を対象とした高等課程普通科を開講。新しい人づくりの挑戦をはじめました。そして、今、日々の教育活動の手応えを実感しながら、さらなる挑戦を始めようとしています。
学校:香川県仲多度郡多度津町本通3-1-59

日本で創始された少林寺拳法は、1960年代後半ごろから日本国外にも広がり始め、現在では世界33ヶ国(2008年3月現在)に普及しています。WSKOに加盟している各国連盟及び各支部では、少林寺拳法の修練はもとより、少林寺拳法の教えに共鳴し、様々な実践活動(社会貢献活動)にも積極的に取り組んでいます。宗道臣というひとりの人から生み出された少林寺拳法は、人々の心と心を結ぶ架け橋となり、世界中の仲間たちが民族・文化・宗教・言語の違いを越えて友情をはぐくみ、国際色豊かな交流を行っています。
本部:香川県仲多度郡多度津町本通3-1

1947年に、宗道臣が社会に役立つ人づくりを目指し、「教え」と「技法」と「教育システム」を兼ね備えたものとして創始した、流派のない“世界で一つの少林寺拳法(SHORINJI KEMPO)”を今後も守り、正しく普及し発展させることを目的に、2003年11月に設立されました。少林寺拳法の知的財産を保護すると共に有効活用を行うための事業、また、少林寺拳法の普及・発展に貢献する団体などに対する支援事業を行っています。
事務所:東京都豊島区北大塚2-17-5